quick brown fox ― 2006年11月01日 17時26分40秒
そんなこと知ってら~という人は読み飛ばしてください(笑)
下の英文を御存知でしょうか?
”The quick brown fox jumps over the lazy dog.”
直訳すれば、「すばしっこい茶色のキツネがのろまな犬を飛び越える」
・・・実はこの文の意味そのものはまったく無意味なんです。
もりもりがこれを知ったのは、かれこれ10年以上も前のこと。
たしか電子メールの(クライアント側の)不具合を調べてて、
仲の良い職場の先輩が送信テストとして送ってきたメールの本文がこれ(だけ)でした。
「昔はこれで通信試験したものさ。これが化けずに届けばOK」
その本当の意味を知って以来、テストメールを送る時は今でもこの一文を入れてます。
無意識に指が勝手に動くんです。
キーボードのタッチを確かめるときもこれを打っちゃいますね。
これがすーっと打てればOKみたいな(笑)
キーボードといえば。。。
次はキーボードのキー配列はなぜ今の配列になっているのかのお話。
なんでアルファベット順に並んでないの~、
なんでわかりにくい配列なの~、
って思いませんか?
その起源はタイプライター時代にまで遡ります。
タイプライターは、キーを押すとそれに対応したアームが飛び出して
紙にアルファベットを打刻して戻ってきますね。
昔のアメリカ映画で、銀行員(と決めつけてる)がガシャガシャ打ってるシーンが目に浮かぶかと。
ところがこのアーム動作。
人間のタイピングスピードが速くなってくるにつれ、当時のキー配列では
アーム同士がぶつかって絡んでしまう事故が起きるようになりました。
そこで連続して出現することが多いアルファベットは、なるべく離してキー配置するようにして、
アームを衝突しにくくしつつ、人間にとってもわざとタイピングしにくいような配列にしたんです。
これがQWERTY配列といわれる配列。
英字最上段のキー配列を左からそのまんま読んだものです。
現在のキーボードにも、このQWERTY配列がそのまま継承されています。
だから覚えづらくて打ちづらいのは当たり前。わざとなんですから(笑)
でも。
「typewriter」
これだけは打ちやすいように、そのアルファベットは同じ段に配置されています。
そういうユーモア(戦略かな)はアメリカらしくて好きですw
あ、最初の英文の答えはこちら。
こういう英文は他にもあるみたいです。
↑面倒くさがらずに押していってくださいまし。
コメント
_ みり ― 2006年11月01日 22時27分27秒
_ あめだま ― 2006年11月01日 23時13分15秒
ぜーんぜん知りませんでした。
いろいろ勉強になります。
_ 抹茶ん♪ ― 2006年11月02日 09時49分32秒
っていうか、そんなこと考えたこともなかったんですけど~
いつもキーボードをガン見しながら!?必死で打ち込んでいる私です(汗)
無意識に指が動く・・とか、ありえない~!!
_ 縫 ― 2006年11月02日 14時18分04秒
学生時代はワープロ検定受けるのにひらがな入力で覚えてました。アルファベット入力だと打ち損じの時のマイナス点が響くから。他に富士通の親指シフト入力なんてのもありましたよね。あれは今どうなったんだろ!?!?
OL時代、英文も打つようになってからアルファベット入力にするようにしましたが、なんか手ががちゃがちゃとせわしない。きっと私のタイピングはうるさいだろうな~。
_ みそこ ― 2006年11月02日 15時57分15秒
確かに「typewriter」ってアメリカチックですね!知りませんでしたw(゚o゚)w
私は日本語でブラインドタッチでも英文になると途端にキーボード凝視しちゃいます(^^ゞ
すごいチェンジアップですよ(笑)
_ えぽきち。 ― 2006年11月03日 00時11分12秒
大変勉強になりました。
小学生くらいの時、「パソコンってなんでこんなに変な並び方してるんだろう」って思ったことはありますが。
そのまま、現在に至ってるのが凡人なのでしょうな。。。
次に買うパソコンは英字配列がいいな。
_ もりもり→みりさん ― 2006年11月03日 01時00分27秒
おお、ブラインドタッチできてますね。
>だから、何がどこにあるのか指を動かさないとわからない。
僕もそうです。それが普通です。心配ありません(笑)
キー配置をスラスラ空んじれる人はよっぽどのキーボードおたくですからw
_ もりもり→あめだまさん ― 2006年11月03日 01時08分27秒
パングラムという言葉は、僕も初めて知りましたが(笑)
料理人の包丁のように、ソフト開発担当だったときはキーボードは命でした(おおげさな^^;)
こだわりの「マイキーボード」を持ってましたから(笑)
_ もりもり→抹茶ん♪さん ― 2006年11月03日 01時15分50秒
>無意識に指が動く・・とか、ありえない~!!
入社当時、ブラインドタッチをしている先輩を見て、この人天才だ!と思いました。
でも知らぬ間にブラインドタッチできてる自分がいました。
仕事とは恐ろしいものです。
_ もりもり→縫さん ― 2006年11月03日 01時36分32秒
でもやっぱりひらがな入力は実用にはつらいでしょう。
>他に富士通の親指シフト入力なんてのもありましたよね。
おっ、親指シフト入力を御存知ですか(笑)
あのキーボードをいきなり使えと出されたらビックリしちゃいますね。
メジャーにはなれませんでしたが、あれはあれで効率のいい入力方式なんですよね(僕は打てません)。
>きっと私のタイピングはうるさいだろうな~。
僕もUNIX使ってた頃はガチャガチャうるさかったです。
シス管たるもの、コマンドをちんたら打ってたらその名がすたる。。。
コマンド入力の速さ勝負みたいなところがありました。
_ もりもり→みそこさん ― 2006年11月03日 01時54分22秒
なんか貰えるんでしたっけ(笑)
>私は日本語でブラインドタッチでも英文になると途端にキーボード凝視しちゃいます(^^ゞ
ひらがなは濁音や半濁音いれても、100音ほどしかありません。
つまりローマ字入力でのひらがな入力は100通りぐらいしかないんですね。だから簡単。
英語だと文字の出現パターンが日本語と違うから難しく感じるんでしょうね。
_ もりもり→えぽきちさん ― 2006年11月03日 02時06分41秒
とはいえ、これぐらいしか語れるネタはないのですが(笑)
>次に買うパソコンは英字配列がいいな。
僕もずっと英語キーボードでした。「@」が「2」キーに印字されてるやつですね。
会社のマイキーボードは英語、家のは妻も使うので日本語キーボードだったのですが、
自分が混乱しちゃうんですよ(笑)あ、配列が違う~!って。
仕方なく、会社のも日本語キーボードにしました。
でも「A」の左は「CapsLock」でなくて「Ctrl」じゃないとダメなんです、僕。
101/106キーボードが登場する前まではそういう配置だったから。
_ 安岡孝一 ― 2006年11月03日 16時49分32秒
_ もりもり→安岡孝一さん ― 2006年11月03日 21時49分52秒
安岡さんのホームページを拝見させて頂きました。非常に詳しく考察されていて驚きました。
英語において「er」、また「ty」の出現頻度が多いにも関わらず、
QWERTY配列で近接して配置された理由については、アームが絡むという理由からは説明がつかないことは承知しておりました。
そういうところはアメリカらしいアバウトさなのかなあと考えていました。
キー配置については諸説いろいろある中で、何が正解なのかは未だにわかりません。
ともあれ安岡さんのページは大変勉強になりました。
どうもありがとうございました。
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勉強になりましたー。
私は配列を指で覚えているんです。
そう習ったから。
だから、何がどこにあるのか指を動かさないとわからない。
そういう人ってきっと多いと思うんだけど・・・違うかな?